091898 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

楽しいこと見~つけた!!

楽しいこと見~つけた!!

しりとり

ryoちゃんは、「これなに?」って、あまり聞かないままに幼児期を過ごしてしまった。
さて、学齢期にはいって、言葉が少なくて困ることが一杯あった。
1年生・・・ひらがなの宿題で「あ」のつく言葉を捜しましょう・・・って言うのが始まって、「あ」のつく言葉が分からなくて困った。
2年生・・・漢字の宿題で、「谷」のつく言葉を書きなさい・・・というのが始まって、「谷」のつく言葉が分からなくて困った。(『谷』だけじゃないけど)

子どもは放っておいても、時期が来たら「これなに?」って聞き始めるだろうと思って、それまで何も手を尽くしていなかったけど、そのことがこんな風に困り感として出てくるとは思ってもいなかった。

1年生のとき発達検査をして、「りんごのことを教えて。」と聞かれ、「赤い」としか答えられなかったryoちゃんに、「りんご=赤い・・・だけじゃないよね、赤いし、すっぱいし、あまいし、丸いし、果物だし・・・そういう一つの言葉からイメージされるボキャブラリーが少なすぎるから、遊びの中で言葉を増やして言って・・・。」としりとりなどの言葉遊びを勧められた。ちょうど、言葉を知らなくて宿題に困っていた時期だったから、車の中でしりとり遊び(しりとり特訓?)が始まった。

初めの頃は、「し」で終わったら、「しか」というと、あとは見つからなくて、次に「し」が来たら、「もう無い~~。ToT」といって泣いていた。

でも、3年生の終わりごろから、「マム、これってどういう意味?」と聞いてくるようになった。「それってこういう意味だよ。」と一杯話すようになって、語彙数が増えた。

さて、4年生になって、自主勉ノートと言うのが始まった。何をしてもいいから、しりとりをする事もあった。しりとりでローマ字を書くとか・・・。

そんなある日、「マム!俺なぁ、言葉を一杯知っとるけぇ、しりとりが簡単になった!!」と言った。

その言葉を聞いて、youちゃんお迎えする車の中で、「『し』がつく言葉は、他にあるじゃろ?!たとえば『しりもち』とか・・・!!」と、半ば喧嘩のようにテンション高くryoちゃんに言いながら、事故することも無くしりとりを続けていたことを思い出していた。
多分、ryoちゃんも・・・。
                        2008.1.27 記


© Rakuten Group, Inc.